高齢化、認知症、介護の問題など….
人が歳を取ることには何故かネガティブなイメージがつきまといますね…。
確かに歳を重ねるたびに、ものが見づらくなったり、若い時代に使い過ぎていた体の箇所が
痛み出したりと、何かしらの不調が出てくるものですよね。
でも肉体的な疲れや痛みは、幾つになっても日常的な運動や食生活、睡眠の質等によって回復させることができます。それは、人体の諸器官は、より良くなるための努力を決して怠らないからですね。
しかしながら、肉体が朽ちるのは自然の法則。
時間をストップさせる事は、この世ではできません。
そもそも、この自然の流れを止めようとすることが、苦しみのモトなのですね…
将来、体が動けなくなったら困るとか、寝たきりになったらどうしようとか、
まだ来ない未来に不安や心配することが、心の最大の苦しみとなります。
では、「歳」本来の意味、わたし達へのメッセージとは一体何なのでしょう?
というわけで、コトダマをひも解いてみました。
歳=トシ
ト、到達する事や統合、完成という意味合いを持ちます。
シ、は示すことを表す言葉です。
つまり歳というのは単に、人間的な完成を示している言葉に過ぎません。
ですから、自分はもう歳だからと悲観しているのであれば、
まだまだトシとは言えないということなのですね。
良いトシを取って行きましょう。
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