老化と知覚能力

私は子供の頃、何か見えないエネルギーに対して敏感だったように思います。
たとえば、親に連れられて神社に参拝に行くと、境内の狛犬、あの威嚇した獅子のような
石像がとても恐くて、すぐにわんわん泣き出していました。
(狛犬には参拝客の邪気を追い払う力があるのでしょう。)
兄弟達は、まったく平気で、狛犬を怖がる私を不思議がっていました。

家の押し入れの中には、古代エジプト人のブロンズ像の顔写真がしまってあって、
その写真が本当に怖くて怖くて、押し入れの前を通るたびに震えていたので、姉に良くからかわれた
のを覚えています。
その写真の人物というのは、エジプトの呪われた権力者だと、ずいぶん後になって知りました。

学校の試験の時などは試験中に、お腹が急に痛くなってしまうのです。
私って、精神的に弱い人間なのかしら・・?と思っていたら、それは、そうではなく、回りの生徒達の
緊張を感じ取ってしまう体質だからだと、後になってからある人が教えてくれました。

幽霊やUFOの目撃体験があり、次元スポットに迷い込でしまった経験もあります。
(これはいつかお話できればと思います)

大人になってからは、整体の仕事をしている時に患者さんの、からだの痛みがどこにあるのかが
分かるので、施術する際にこういった感覚はとても役に立つと思いました。

でもこのような感覚は私だからではなく、本来誰でも持っているものだと思います。

最近、お年寄りが肉体が弱くなるにつれて、他の部分たとえば、嗅覚などが非常に鋭くなると
いったことを発見しました。それは何故かと言いますと、弱くなった機能を補うために、ちがう部分が
変わりに高まるということなのだと思います。
海外に行くと現地の言葉が分からないから、相手のジェスチャーとか表情とかを読み取ろうと
しますよね。そのような感じで、なにかを知るために普段使われていない、いろいろな感性が作動する
といった感じです。

死が近い老人が、自分のとなりにもう亡くなった親戚のおばさんが座っているよ。などと言うときは
周りにいる家族たちは、認知症の幻覚だと言って取り扱わないけれど、私は、おばあさんは肉眼ではない、
違う場所にある視覚を使って、からだを持たない人物を実際に見ているに違いないと思うのです。




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